家庭教師業界についてのまとめと感じた課題
家庭教師業界ってオンライン授業がとても流行っていますが、実際に人を送る方の業界って全く注目されてないですね。気になったのでざっくり調べて見ました。
- 検索ワードから調査
- 業態の調査
1. 検索エンジンから調査
キーワードプランナーで検索ワード確認
家庭教師と入力して検索ワードを見てみました。想像通りだが、「トライ」が純粋想起を勝ち取っているようで、結構な検索ボリュームを持っています。
ただ、「家庭教師 英語」といった「家庭教師 + 教科」っていう検索が無いのが不思議でした。使い方間違ってるのかな?
リスティング広告
どんな感じの広告が出てくるのか気になったので、リスティング広告から調べてみました。
成熟産業なのでリスティング広告は激戦っぽいです。何回調べても新しい業者が現れる。。笑
「家庭教師 トライ」でも調べてみると意外なことに、トライのリスティング広告しかでてきませんでした。死守してるんですかね。
2. 業態の調査
先ほどのキーワードプランナーの結果から見ても、ただし、全体の検索量も10万近く。そもそもマーケットはそこまで大きく無いようですね。
応募の多い時期は?
1月か4月が多いと想定していました 理由は昔よく両親から、「次の学年は大丈夫なの?」、「今年度は頑張ってよ」などと詰められるのがこの月に多かったからです。
グーグルトレンドで確認してみるとこんな感じです。時間軸がわかりにくい。。
だいたいこんな感じの傾向がありました。まぁ肌感にはあってると思います。
- 1 ~ 4月にかけて徐々に上がり始める。
- 5 ~ 8月にかけてはよこばい
- 9 ~ 12月にかけて現象
既存サービスを見てみる
大きく分けて下記のようなカテゴリ分けになると思います。オンライン・オフラインがカテゴリのトップになるのが正しいのかはわかりませんが。
- オンライン
- ビデオ授業
- 質問サービス
- オフライン
- 対面授業
現状激戦区になっているのが、主にオンライン。特にオンラインのビデオ授業。基本的にはZ会の一人勝ちですが。。
オフラインの対面授業に関しては、トライを除けば、10年前のサイトのまま整備もされていないようなのが多数、、笑
しかも、このオフライン対面授業のための応募プラットフォームがいけてなさすぎる。下記がさらっと感じた課題感。
- 実際にあって授業を受けるまで先生の人となりがわからない
- 先生の過去の成果もわからない
- 応募はネットだけどそれ以外は基本アナログ
- 先生とのマッチングのために、何十項目も入力しないといけない
課題だらけで、これが理由で家庭教師を雇わない人ってたくさんいるような気が。。
そもそもマーケット大きく無いから、参入メリットがないケースが多いのかな?
そもそも対面授業向けの家庭教師の申し込みサイトで大事なこと
そもそも家庭教師を利用するときに大事なのは、プラットフォームを運営する会社の信頼度ではなく、教えてくれる先生の過去のレビューと人となりなはず。
にも関わらず、先生の実績が直接見れるサイトは一個もないようです。ここがブラックボックスになっている現状は、如何なものでしょう。
ちなみに、カナダでホストファミリーを探したときにも同じような課題は抱えてました。探したと言うか、業者が全てやってくれるのですが、、
現地に行くまで家の様子も泊まる家も分からない。国籍もあまり分からずこちらに選択肢が無い状況。ここも社会的な課題だと常々思います。作ってもUIがほぼairbnbになりそうですが。。