人工知能搭載ヘルスケアサービス「Health Tap」についてのまとめ
次に作るサービスについて考えているのですが、せっかくなら調べたことを後悔してしまおうということでまとめた。
health tap とは
health tapは、人間の、健康に関する関わり方を再開発するものとして、2010年にローンチされたサービス。医者と、利用者がプラットフォーム上でやり取りしあうサービスみたい。
2013年の状態で、登録している医者の数は3万5000人、毎月1000万件の質問が投稿され、累計アプリダウンロード数は200万を超えてるんだとか。医師も無料で回答しているし、患者も無料で利用できるのか?? どうやってお金稼いでるんだこの人たち。。
患者側の使い方は簡単で、主に以下の手順に沿って利用されている。
- 健康状態に疑問をもった人が、自分の症状を投稿する。(発疹がある、喉が腫れてる、とか)
- 人工知能がその症状に関して詳しい、適切な医者とマッチング
- 24時間以内に、その症状に対する対処法が回答される
- みんなハッピーになる<3
ここで疑問に思ったのが、以下の2点。順に調べてまとめてみる。
- どうやってその回答の厳密さを担保してるんだろう
- 医者の参加メリットは?
- 該当する国内サービスってあるのかな?
医者の参加するメリット、インセンティブ
health tap自身が発表している内容によると、医者が一回のログインで費やす時間は60分以上。激務なはずのお医者さんがなんで、こんなにたくさんの時間を割くのかは素直に不思議だなぁと、、
でもやっぱりお医者さんにもたくさんメリットはあるみたい。流行り(?)のゲーミフィケーションが使われているとかの他に、実務的な面でも。
- 受診不要な患者さんを減らすことによる、業務の効率化
- 潜在患者からの認知度
- 同業者からの認知度
があるらしい。いや、確かに。全部良さそうだけど、個人的には3が結構メリットありそう。医者ってなんだかんだ紹介ビジネスなところもあるだろうし。個人的な経験からもよく行く医者なんて、口コミで全部決めちゃうしね。。
類似の国内サービス
M3のアスクドクターズ?モデル的にはこれが似てるのかもしれないけど、個人的にはこれは流行らない気がする。というのも、月額でお金かかるのも結構しんどいし、怪我したってわざわざカードの登録とかしてから質問するようなサービスなら気持ちも萎えてやらないと思う。
自分がこれをやるなら、ビデオチャットでやるだろうなぁ、、 医者だけに限らず、働けていないママさん専門看護師/歯科衛生士/介護士/獣医といった層にアプローチをすると思う。
ただし、最近の医療サービスに対する風当たりからなかなか厳しい感じはするが。。
想像できる日本でできない困難さ
日本とアメリカの大きな違いは以下の通り
- 日本は医療費が格安
- 日本は病院に医者がいけば診察を受けれる(アメリカはファミリードクターの紹介状が必要)
とか。これは大きな違いな気がしますね